経営者のリタイア希望。体力的にきつくなってきて、引退をしてゆっくり過ごしたいとお考えになり事業承継を 希望するケースが増えております。
高齢による体力・視力の低下などで診療への不安により、事業承継を希望されます。
また同期が元気なうちに引退しているのをみて、体の元気な内に引退したいをお考えになり事業を承継したいとお考えになる方もおります。
動物病院の独立を目指して、いざ開業してみたが診療以外にも色々な事があり経営者には向いていないと思い「雇われ」に戻りたいと考え売却する方もおります。その様な理由以外にも、ご家庭の事情での売却や国家公務員や地方公務員、製薬会社や「動物園」「水族館」「競馬場」などでの勤務を考えての売却もございます。
退職金として譲渡金額を得ることができます。
廃院には「多額のコストがかかる」のもデメリットです。
規模にもよりますが、「医療機器・医療用検査機器・薬剤などの医療廃棄物の処分費用」「リース代の残額支払 や借入金の返済」などのコストがかかります。さらに「不動産の原状回復費用」や「廃業手続に関わる専門家への報酬」なども掛かります。
これらのコストを全て足すと相応の金額となる事もございます。
事業承継では創業者利益が得ることが出来、社会的信用を維持したまま安心してリタイアできます。
今までお世話になった飼い主の方・動物達にご迷惑をかけずに事業を辞める事が出来ます。
廃院すると、飼い主の方・動物達にとってはかかりつけ医を失うことにつながります。
転院先をご紹介することで表面上の問題は解決できますが、信頼していた動物病院が廃院することは、お客さん・動物達には小さくない影響を与えます。
今まで診てきた飼い主の方・動物達を見捨てる事になるかもしれません。
もちろん閉院のご挨拶はするかと思いますが、後継者をご紹介してしっかりと引き継いでから辞める事で今までの信頼も継続することができるでしょう。
廃院は従業員に与える影響についても考慮しなくてはいけません。
これまで一生懸命勤務してきた従業員の職場が失われるということは、従業員にとって大きな不安とストレスを与えます。
従業員は廃院する事がわかれば、次の職場を探すために転職活動を行う従業員も多いでしょう。
転職先の状況により廃院前に、転職する事も考えられます。
またモチベーションが徐々に低下する可能性が高いことは気に留めておく必要があります。
売り手にとっては、M&Aを選択することで廃院コストがかからないだけでなく、廃院よりも明らかにメリットが大きい選択肢です。
9:00〜18:00
土・日・祝 ※予約対応可能